11月15日
勉強会で知り合った知人のお声かけで、有楽町にある東京国際フォーラムのB1にあるお店、「宝」へ。
会の名前は、「坂本龍馬・土佐料理・司牡丹・チーズ 至高のカルテットを堪能する会」です。居酒屋チェーンの役員、飯野さんの着想で、坂本龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日に、龍馬の子孫であり、チーズプロフェッショナル協会(CPA)の理事でもある坂本嵩さんにより選ばれた、国産チーズ9種類を、司牡丹の竹村社長のところの日本酒でナビゲートで頂こう! という趣旨の会でした。
ここで開催されたのは、ここ「宝」は9の蔵元の共同経営なのですが、司牡丹がその一つとして参画しているからとか。
ということで、第1部は、国産のチーズ9種類を、4種類の日本酒で比べながら頂戴するという企画。
第1部の登場メニュー
【チーズ】
「夢民舎」…北海道早来町
・はやきたブルー
・はやきたカマンベール(生タイプ)
・はやきたモッツアレラ
「十勝野フロマージュ」…中札内村
・ブリーチーズ
・おいしいカマンベール
「半田ファーム」…大樹町
・チモシー(加熱圧搾のウォッシュタイプ)
・ルーサン(加熱圧搾)
「共働学舎」…新得町
・プチ・プレジール(サン・マルセランタイプ)
・酒蔵(木戸泉の日本酒で洗いながら熟成したウォッシュタイプ)
【日本酒 司牡丹】
・船中八策 (超辛口・特別純米酒)
・司牡丹・槽掛け雫酒 (純米大吟醸原酒)
・山廃純米かまわぬ (山廃仕込純米酒)
・源十 (純米大吟醸原酒・秘蔵10年古酒)
【付け合せ】
・かつおの酒盗
・もろ味噌
相性研究ですが、カマンベールは日本のものは割に淡白なので、船中八策に合う印象。ウォッシュタイプは、フランス産よりは軽いもののくせがあるので、かまわぬ、あたりとマッチ。ブルーチーズは、青カビが少なめで単体でも美味しい。源十のしっかりさとの相性がよかったですね。
ひととおり堪能した後に、日本酒のきき酒師でもあり、ワインコーディネーター、チーズプロフェッショナルの、友田晶子さんによるチーズと日本酒の相性解説もありました。国産のチーズは、やはり日本酒とは合うようです。タイプ別の相性チャートを頂戴しました。
引き続き、第2部に。
司牡丹 土佐宇宙酒で、乾杯。これは、高知県の蔵元有志が共同で、お酒の酵母をソユーズに乗せて、宇宙旅行を経験させ、その酵母を使ったお酒、というなかなかユニークなもの。アイデアに驚きましたが、香りが高く、味もまろやかに広がりました。
料理は、かつおのわら焼き高知直送のたたき、土佐の地鶏「土佐ジロー」の炭火焼、鯨の竜田揚げ(衣に四万十ショウガを使用)を頂く。料理にあわせ、お酒も色々と出てくる。「ひやおろし」に焼酎「大土佐」。前にでていたお酒も含めて、味比べをすると、料理を口にした後にがらっとお酒の印象がかわるものもある。これも、日本酒の楽しみ。
最後には、シャモ鍋。龍馬が近江屋でシャモ鍋を所望し、下僕が軍鶏を買いにいっている隙に暗殺されてしまい、彼は口にできませんでした。これを、「龍馬からの伝言」で頂く。このお酒には、直筆の手紙の文字をラベルに使用している。
「日本を今一度せんたくいたし申候」
軽めなすき焼きのような鍋に、柔らかな口当たりでしっかりとした味わいに変わるこの酒が、ぴったりでしたね。
しっかりと、土佐の土地に根ざした酒造りは、土佐にまつわる食べ物との相性もよかったです。当たり前といえば当たり前なのですが、この、「地域文化」が活かされた食生活や商品開発こそ、多様性を形作る大きな力になっている、と強く感じました。
味わうメンバーから、「ぜひ高知に行って、美味しい食べ物とおいしいお酒を現地で!」との声も多かったです。私も、機会をぜひつくりたいと思います。
この日は実は、昨年逝去した母の誕生日でもありました。私が楽しむことで、母も喜んでくれるのでは、と、しみじみしながら言い訳がましく感じる夜が、あっというまに過ぎていきました。
機会をつくっていただいた、飯野さん、竹村さん、坂本さん、友田さんや、みなみなさまに。感謝。