2011年3月22日 (火)

地震被害や停電対策に、私たちができること。まず、これ!

私たちができること。

それは、たゆまぬアクション。

アクションをよりよい方向へ導く、ビジョン。

この両者を忘れず、私は進んでいきたいと思います。

アクションのヒントは、こちら。

東日本大地震のために、わたしたちにできること まとめ
http://www.ecozzeria.jp/shimbun/news/2011/03/12/earthquake2011_tohoku.html

寄付したお金はどこへ行くの? 行き先を知って寄付しよう!
http://www.ecozzeria.jp/shimbun/news/2011/03/22/news_by_greenzjp_kifusaki.html

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2011年3月13日 (日)

大震災から考える「まちづくりで考えるべき」視点。

すでに、地震発生から3日半が過ぎようとしています。

地震、大津波、原子力発電所。

さまざまな要因による、災害の状況が徐々に明らかになってきています。

事象が起きてから、現状を語るのは簡単ですが、やはり、今回の事象の影響の甚大さは、想像することが難しかったと言わざるをえません。

もちろん、災害が起きない街にすることが、まず大事。

そして、災害が起きても、生き延びることができるため、強靭な、ロバストなまちづくりが求められているのだと、あらためて感じました。

まだまだ、現状把握もままならない状況で、次を語るには尚早ではありますが、

危機を乗り越えられる、まち、人、インフラをどうつくるか。

そして、限りある資金の中で、何を優先してつくるか、運営するか、管理するか。

この議論が、それぞれのまちで進められていくことを強く願います。

私たちの活動が、その議論・活動に少しでも役立てば、嬉しく思います。

持続可能、それは、

生き延びられる力、社会・時代の状況にあわせて変化できる力 なのですから。

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2011年3月12日 (土)

たちあがろう! ニッポン。まず、自分ができることを、始めよう! 節電、寄付、これからへの提言…

【丸の外ニュース by greenz.jp】※緊急※東北地方太平洋沖地震のために、わたしたちにできることまとめ

http://www.ecozzeria.jp/shimbun/news/2011/03/12/earthquake2011_tohoku.html

東北地方を中心とした東日本大地震。

とりあえず、私はぶじです。最初の地震時から、丸の内のビルで仕事をしていました。

揺れた後に行ったのは、避難動線の確保と、食料・水の確保です。

ドアの開放と、近隣のコンビニに食料調達をしました。

幸い、周囲に人的・物的被害はなかったようですが、知人や仕事の関係の人が、宮城県・岩手県に関係していて、テレビなどの報道を見つめるしかありませんでした。

父や姉とも、なかなか連絡がとれませんでしたが、無事だった様子。ただ、帰宅の電車が動かず、会社に泊まったそうです。

妻と連絡を取り合い、都営浅草線を使って、近い駅までアクセスし、そこから徒歩50分ほどかけて、帰宅しました。

深刻なのは、電力供給の低下。首都圏でも対応の必要性が出てきます。

まず、不要不急の電気は、消したり、コンセントを抜きました。

暖房も止めて、重ね着で対応。

防災グッズは、ふだんからまとめてあるものを再確認。

自分たちで最低限の対応は、進めています。

それがすんだら、救急対応の方の救出、被害状況の把握ですね。

この辺は、専門家の方々にお任せするしかありませんが、それをサポートするため、節電や、寄付を、ブログやツイッターで呼びかけていきます。

それがひと段落した段階で、現場の整理。

ここに、人手とお金が必要です。寄付や、人力ボランティアを、ここに注ぎましょう。

そして、政府をふくめてがんばっている人を、まずは応援。

まだ、たくさんの方々が、現地で困っている様子。大変だと思いますが、しっかり忍んで、生き延びてください。心より祈っています。

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2011年3月 6日 (日)

【がんばれ青森!】ブサカワ犬「わさお」は舞台挨拶で出張中。 青森・鯵ヶ沢は、イカと魚のまち。

映画に登場した、秋田犬「わさお」。ブサカワでネットで評判になり、とうとう映画に登場していますね。

Img_0381 わさおの家が、こちら。

わりと、質素な住まいです。

この日は、青森県内での、映画の披露試写会があり、わさおは、舞台挨拶で、青森と弘前に出張していました。ちょうどすれ違いでしたね。残念。

かわりに、にゃんこが、5~6匹、私たちを迎えてくれました。

Img_0378 わさおの飼い主さんは、「きくや商店」さん。

この近辺で採れる、イカを中心に、海産物を加工販売しているお店です。

青森は、鯵ヶ沢(あじがさわ)の海沿いに、ひっそり? とお店は立っています。

Img_0379 これが、イカの生干し。

雪の舞い散る、冬の寒風が、イカの旨みを凝縮してくれます。

さきほどのにゃんこ達は、これが目当てなのかもしれませんね。

Img_0385 店内は、こんな感じ。

この日は、お母さんとお祖母さんが、イカや海の幸の下処理に忙しい様子でした。

Img_0384 店内の隣は、わさおエリアです。

わさおの木彫りに、わさおの、新幹線をかたどったバースデーケーキ。

わさおTシャツに、ユネスコからの「ワンバサダー」の委任状なんてものも。

鯵ヶ沢は、わさおだけじゃなありません。

Img_0359 「道の駅」になぞらえて、「海の駅」もあります。

近くには、大きな漁港もあり、ここでは、新鮮な魚や貝、海草などが色々と取り揃えてありました。

Img_0361 こんな風に、真ダラがまるまる1匹。

国産のタラは、味もよく、値段も高いので、かなりうらやましい!

のですが、持って帰れるわけもなく、断念。

この「道の駅」わんど、にも、やはり地元の人気者、わさおの姿が。

Img_0364 わさおグッズが、あちらこちらに。

Img_0362 食堂エリアには、大きなわさおブロマイド? まで。

ここでは、とろとろワカメを買ってみました。

日本海の冬風が強く吹き付ける鯵ヶ沢ですが、まだまだ、魅力が多そうなエリアです。

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2011年3月 2日 (水)

【がんばれ青森!】青森は、雪。そして、のっけ丼。  マグロ、ウニ、イクラ、ヒラメにカニ。青森市より。

青森行きの2日目。

出張だと、ふつうは朝がゆっくりなのですが、この日は、早起き。

お目当ては、青森駅近くの「青森魚菜センター」 通称、古川市場。

ここの、「のっけ丼」です。

朝、7時に起きると、かなり寒い。カーテンを開けてみたら、外の景色は、雪。

ふだんならゆっくり寝たいところですが…「のっけ丼」を目当てに、眠い目をこすりながら着替えます。
宿泊所からほど近かったので、雪の中、歩いて向かいます。

Img_0347 降り積もる雪を踏みしめて歩くこと、3分。

古川市場に到着です。

かなり目立つ看板ですね。

もう少し遅い時間でも開いてますが、観光バスの客がどどっと乗り付けて、あっという間に混雑してしまうこともあり、朝イチで乗り込んだ次第です。

Img_0336 市場のお母さん? のお店で、100円を払います。

すると、丼にご飯を盛ってくれます。

「のっけ丼」看板の、オレンジが、ご飯を盛ってくれる目印。

そして、その丼を片手に、回る先は、ブルーののっけ丼看板です。

Img_0335 自分の気に入った魚屋さん、総菜屋さんの前におもむきます。

そこで、職人さんに、のっけてもらえるかどうかを確認。

OKだったら、注文し、職人さんが、ご飯の上に乗っけるように、さばいてくれます。

写真のように、もともと、のっけ丼用に用意してくれているお店もあるので、便利。

Img_0339 今回は、知り合いの紹介で、「葛西」さんにお世話になりました。

Img_0343 こちらのお店で、マグロやらヒラメやら、ウニやらイクラやらを乗っけてもらえます。

赤貝、きれいな玉子焼きや、カニ足まで、追加しちゃいました。

乗っけてもらった分、お代をお店にお支払いして、「オリジナル丼」を完成させます。

これを、市場内の食事コーナーでおいしく頂くんですね。今回は、彩り用に、大葉も追加してみました。

この「のっけ丼」、もともとは、市場の人用のものだったのですが、それをみた観光客が、自分たちもやってみたいと言い出して始まり、人気があるなら一般向けに公開しよう、ということで続いているのだそうです。

青森の海の幸を、自分で体感できます。選ぶ楽しさもあるし、市場のお店の方々との交流も、地元ならではの体験です。

青森駅にきたら、ぜひ観光バスが乗り付ける前に、早起きして来場し、「のっけ丼」を試してみるべし!

こういう、ここでしか味わえない、という体験ができる場、そして企画が、増えていくといいですね。

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2011年3月 1日 (火)

【がんばれ八戸!】愛しさと、はちのへと、心強さと。 青森・八戸、せんべい汁、さば、八戸のあしたはどっちだ、「はっち」!

目指すは北東北、八戸へ。

青森県から招いていただいた視察があり、金曜の午後に、東京駅から東北新幹線に乗り込みました。
その途中で、先日の「まちづくり会議2011」でご一緒した、田村暢英さん(八戸せんべい汁研究所)に、お会いしに、八戸へ向かいました。

Img_0262 「はやて」で、東京から3時間。八戸は9年ぶりです。当時は新幹線も盛岡までだったので、八戸駅には初めて降り立ちました。

新しくてきれいな駅ですね。

しかし、中心部からは離れており、周辺には、ビジネスホテルと、物産センターがちらほら、といった様相。

Img_0280 八戸駅からは、バスにのり20分ほどで、八戸に中心部へ。
最初のお目当ては、2月17日にオープンした、「はっち」。

八戸ポータルミュージアム、と称していて、アートを中心にしながらも、ポータル=玄関を意識したつくりになっています。

ここを核に、丸の内地球環境新聞でも取り上げた、デザイナー山本耕一郎さんによる「八戸のうわさ」プロジェクトが、商店街の各店舗で展開されています。

Img_0274 黄色い「フキダシ」が、地元デパート「三春屋」や、

Img_0276 コーヒーチェーン店のガラスなど、商店街のの各店舗の店頭に張られていて、そこには、そのお店やスタッフなどにまつわる「うわさ話」が書かれています。

Img_0278 ちょっと見ると、思わず「へ~」と感じます。

お店だと、買い物の用がなくても、ちょっと入っていたくなる、そんなコミュニケーションデザインが、ユニークですね。

Img_0295 八戸市の施設なので、2Fや3Fには、八戸にまつわる産業や歴史、文化や祭りなどが紹介されていますが、その紹介の仕方がユニーク。

休憩場のテーブルの中に展示されていたり、屋台のようなスペースが各所におかれ、そこに、展示されていたり。

個人的には、いか釣り漁の船を展示し、照明がわりに、イカの装飾をほどこしてある展示が、イチオシ!

つい、見てみたくなる、みなくても、ついそこにある、というスタンスですね。

Img_0308 さて、この後、館内放送で呼び出され、めでたく、田村さんと合流。

最近はすっかり有名になった、B-1グランプリの仕掛け人でもある、木村聡さん(せんべい汁研究所)をご紹介いただきました。

その後、はっちの向かいにある、みろく横町を見学。

通り抜けたあとは、「サバの駅」へ向かいました。

Img_0312 駅、といっても、電車の駅ではありません。

実は、海鮮居酒屋なんです。

でも、1来店ごとに「サバの駅」の「サバの味旅切符」がもらえます。隣は、イカの駅と、サメの駅。

イカもサメもサバ同様、八戸でよく水揚げされる海産物ですね。

ここの社長は、「サバカミ」さん。まさに、サバ料理にはぴったり! と思っていたら、実は「沢上」さん。沢上弘さんという方で、この方も、田村さん同様、シャレっけがある方でした。

Img_0310 ここでは、「八戸前沖サバ」の串焼きや、オリジナル地酒「鯖守(さばかみ)」を頂きました。

店長の島脇和則さんも、なかなかお話していて、楽しい方でした。

ここで、八戸や青森の人は、風呂好き、温泉好きで、朝風呂の習慣が定着しているという話題も耳にしました。

青森県人は、実は日本一早寝で、日本一早起きなんだとか。

やはり、地元の方のリアル話は、おもしろいですね。

この後、田村さんが、もう一つ紹介したい場所があるということで、ご一緒したのは、八戸ニューシティホテル。

創業30年ほどで、当時は観光客も多かったようですが、いまでは、中心市街地からも新幹線八戸駅からも微妙な距離で、宿泊客が大きく減っているとのこと。

Img_0314 ここの最上階のレストランで出しているのが、

「虎鯖の棒寿司」です。

これが、実にうまい!

脂ののった鯖と、酢を利かせすぎていない寿司飯がうまくあいまって、いい甘みを感じる、いいお味。さすが、田村さんがオススメするだけの味ですね。

Img_0446 パッケージも、実にサバっぽい!

しかも、パッケージを開くと、面白い仕掛けが。

Img_0449 虎鯖寿司をつくっている谷口圭介さん(八戸ニューシティホテル サブキャプテン)の顔写真が左に。

漫画家ラズウェル細木さんのマンガ「酒のほそ道」で取り上げられた回のマンガが、そのまま印刷されています。

食べた後にも、楽しい仕掛けがありますね。

こちらでは、青森の地酒「豊杯」をあわせて頂きました。

この後、田村さんに八戸駅まで送っていただきまして、19時発の新青森行き新幹線に無事乗り込みました。

滞在時間3時間の八戸でしたが、濃密な3時間でした。ありがとう、田村さん、ありがとう、八戸。

ぜひまた行きたい街になりました!

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2011年2月19日 (土)

旅立つ友へ。さよならのかわりに。

一緒に仕事をしてきた友人が、会社を辞め、新しい会社へ羽ばたきます。

その送別会を、職場のみんなと、仕事仲間にも集まってもらい、開催しました。

飲み会が好きな友人なので、しんみりせず、わいわい楽しい感じでの会でした。

ともに楽しい時間も、悩める時間も一緒に過ごしてきたメンバーがいなくなるのは、昨年末のOさんに次いで、2人目。

しかし、しんみりもしてられません。

Fさんの、これからの新しい舞台での活躍を祈っています。

また、ますます私たちも頑張らなくては! そんな気を引き締める機会にもなりました。

いやぁ、それにしても、よく飲んだなぁ…

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2011年2月17日 (木)

環境まちづくりを、広げよう! 丸の内へようこそ 「横浜市」さま。

横浜と丸の内。電車で行けば30分の場所。

ともに大都市であり、また、横浜市も、丸の内のある千代田区もともに、国より 「環境モデル都市」 に指定されています。

ともに環境まちづくりに取り組んでいる中、横浜市役所のみなさまが、エコッツェリアに来訪されました。

研修の一環として、視察と、丸の内の事例を学びに来られ、私が講師役として、事例のご紹介をさせてもらいました。

大きな関心はやはり、周囲の住民の巻き込み方。

丸の内は、いわゆる「住人」はほとんどいませんが、働きに来たり、買い物や食事を楽しみに来られる「都市住民」の方々が、たくさんいらっしゃいます。

たとえば

丸の内朝大学

打ち水プロジェクト

エコキッズ探検隊

エコ結び

丸の内地球環境倶楽部

丸の内地球環境新聞

どれもが、環境啓発を軸にしながらも、自分たちの特性と、参加者のニーズをマッチングさせる工夫をして、企画・運営をしている

という点を、強くお話しました。

環境促進には、環境のことだけを訴えていっても、なかなか理解やアクションにつながらない。

こんな悩みを、どう乗り越えていくか。

私たちもまだまだ、大きな課題として取り組んでいます。

横浜市の今回参加された30名のみなさんに、何か、次の一歩につながるヒントが、あることを、強く期待したいですね。

いい波紋を、丸の内から、横浜へ。日本全国へ。

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2011年2月16日 (水)

「京都に恋する5秒前」in エコッツェリア・東京丸の内。東京で、京都はいかが?

「京都をステキに体感する」、そんなガイドブックをつくろう!

こんなテーマで、東京・丸の内で、京都セミナーが行われ、私は、講師側で参加しました。

京・みやびサロン in 丸の内 特別編 〜京都に恋する5秒前

「のぞみ」の社長、藤田功博くんによるプロデュースでの、ワークショップでした。

参加者が、テーマごとに6チームに分かれ、各チームで、自分たちオリジナルの「京都ガイドブック」をつくってみよう、という企画でした。

私は、各チームに1人派遣された「京都スペシャリスト6賢人」の1人として、参加しました。

参加者は、女性3人、男性1人。テーマは、「恋人と行きたい京都」。

参加者は初顔合わせの方ばかりで、まずは、自分の「オススメ京都」を紹介しあいました。

情報は、付箋に書き込んでもらい、どんどん模造紙に出してもらうワークショップ。

京都出身者や、学生時代に京都に住んでいた人などもいらして、次第に、情報が集まってきます。

カテゴリーに分けるだけなら、割とスムーズにできるのですが、今回は、「ガイドブック」の1特集として組み立てるため、切り口に悩みましたが…

至った結論は…

「私を京都に連れてって!」

どこかで聞いたようなフレーズですが…

交際し始めた恋人の2人が、相手のことを知りながら、京都のことも次第に知っていく、というストーリー。

1年目は、メジャーな京都どころ。

2年目は、ちょっと隠れたオススメスポット。

3年目は、2人でつくる京都ツアー。

京都をより深く知りながら、相手の魅力をより深くしっていき、2人の仲を深める。

そんな機会に、京都はぴったりですよ! という企画にしました。

男女4名によるプレゼンも、かなり好評でした。

ぜひ、このガイドブック企画が形になって、この企画で、仲を深める2人が、どんどん増えてくれるといいですね!

参加してみて、楽しかったです。お誘いいただいた、京都市役所の岩城さん、牧さんに、感謝!

次回の「京・みやびサロン in 丸の内」は、3月8日(火)の夕刻の開催です。

テーマは、「京方雅楽とその伝統」

講師は、松室幸雄さん(「平安雅楽会」会員)です。

ぜひ、ご参加してみてください! 詳細は、こちら(PDF) でご覧くださいね。

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2011年2月15日 (火)

ふくい南青山291でまちづくり会議あり。 八戸、小布施、鯖江、高浜、由布院とまちをづくりを語り尽くしました。

まちづくりは「駅伝」。

一緒に参加した、小松俊昭さん(家守公室代表/金沢工業大学産学連携室コーディネーター)が、まちづくりの核心を、端的にコメントされていました。

これからのまちづくりに必要な思想とアクションを語りあう、交流シンポジウム「まちづくり会議2011」が、福井県の情報発信拠点「ふくい南青山291」で開かれました。

青森県八戸市 田村暢英さん 中島美華さん

長野県小布施町 花井裕一郎さん おぶせくりちゃんの上司、高野伸一さん

福井県鯖江市 浜田謙さん 諸井晴彦さん

福井県高浜町 道田淳さん 並河進さん のかたあきこさん

大分県由布市 西原慎一郎さん 西原郁子さん

私は、大丸有のまちづくりの経験から、参加された方々のアクションの共通項や不足している点をまとめる役を、企画幹事の道田さんから頂いて参加しました。
どの方々からも共通で感じられたのは

・自分たちが何をやりたいかを明確に持っていること。
・内部や外部に、困ったら相談や頼み事ができるネットワークをしっかり持っていること。

でした。

また、それぞれの具体的エピソードも、なかなか魅力的な話ばかり。

八戸は、せんべい汁を普及させたい木村聡さんの熱意が周囲を動かし、いまや誰でも知っている「B-1グランプリ」を生み出しました。

由布院は、温泉でしられる観光地が、映画祭や木工で、あらたな人のつながりを生み出しました。

鯖江は、眼鏡やレンズの産業を、漆や蒔絵とのコラボレーションにより、芸能人が使いたい眼鏡の開発や、個性を出したデザイン性高いギフト商品開発につながりました。

小布施は、市民が自分たちが居心地のよい図書館を、自分たちがルールを相談しながらつくりあげたり、外部からの人を歓迎するホスピタリティが、ツイート数や返信率の高いツイッターキャラ「おぶせくりちゃん」につながっています。

高浜は、建築家やコピーライター、写真家や作家を外部アドバイザーとして巻き込み、町民との対話を深めています。

懇親会では、野瀬豊さん(高浜町長)も参加し、意見交換も楽しく進みました。

大丸有にもかなり参考になる事例がたくさんありましたね。

東京や大丸有は、みなさんの事例を、第三者的視点で評価したり、観光客の視点で魅力を再発見したり、あらたな価値を見いだして、発信し、価値のスパイラルアップができる点が、最大の特徴です。

ぜひみなさんと交流と対話を続けながら、日本各地の魅力をもっと掘り出していくまちづくりを、重ねていきたいと考えています。

集まれ、「情熱をもったばかものたち」!

あ、純米酒「丸の内」をご賞味頂いたみなさま、有難うございます。感想お待ちしてますよ。

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2011年2月12日 (土)

私たちが田植え・稲刈りしたお酒ができました! 純米酒「丸の内」は、丸の内と山梨の「ご縁」が生み出した酒。

Nec_0304 純米酒「丸の内」。

とうとう、出来上がりました!

昨年の5月に、大丸有エリアの就業者で、山梨・北杜市に赴き、田植え。

10月には、みんなで稲刈り。

そのお米を、山梨の蔵元、春鶯囀で知られる「萬屋醸造店」で仕込んでいただきました。

そして今日、出来上がったお酒の試飲会が、山梨県富士川市の萬屋醸造店さんで行われ、足を運んできたんです。

Nec_0301 お酒づくりの萬屋醸造店の中込社長と杜氏の田中さん、

お米作りの指導や日常の田んぼの世話を頂いた、NPOえがおつなげての曽根原代表、

そして、このプロジェクトの主催者である三菱地所の西貝CSR推進部部長が、そろい踏み!

くわえて、山梨の日本酒、ワインなどを積極的に販売する、甲府の依田酒店、依田社長も加わっていただきました。

味は、お米の味がしっかりするものの、後口が軽く、純米らしいけどふだんの食事とともに楽しめる印象でした。

「食中酒として楽しめるお酒を」という中込社長の想いが、ストレートに表現されたお酒になりましたね。

Nec_0334 試飲の前には、蔵の見学も。

この日はあいにく、朝からの雪でした。

途中の中央高速でも、かなりの雪でしたが、路面の積雪までは行かずに済んだので、よかったですね。

今回は、酒米づくりから始めたプロジェクトなので、お米選び、精米の度合いなどにも力をいれたご説明がありました。

Nec_0324 今回の酒米は、甲信越の酒米「ひとごこち」

この袋にも、しっかり、米の品種や、生産者の名前「えがおつなげて」が入ってます。

今回のお酒は、限定2,000本(4合ビン)の醸造で、2月下旬から、丸の内近辺の飲食店や、お酒屋さんで販売がスタートされるとのこと。

詳細は、こちら(PDF)を、ぜひご覧くださいね。

ラベルにも、注目!

酒蔵見学の詳細や、周囲の施設散策は、近々アップ予定です!

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2011年2月11日 (金)

「自分の地域を誇りに思う」。 日本の地域活性は、常にここから。

農林水産省の委員会や、経済産業省の委員会、横浜市役所との意見交換などが続いた週でした。

常に話題にでるのが、地方の疲弊です。

やはり、担い手がいなくなっている、ことに多くの原因が見て取れます。

経済的な問題が大きなものとして挙げられますが、一方で、「誇りを持てる心」にも、注目が集まっています。

誇り。

それは、自分の周囲にあるモノ、コト、ヒトに、価値があると強く感じること。

ただし、これまでの価値判断では、いまあるものに、価値を与えきれていません。

だから、価値あるものが、価値がないとされてしまう。

そこで必要なのは、2点。

1・客観的な評価をしてくれる視点

2・価値と価値を組み合わせて新しい価値を生み出す

外部の人材を入れたり、新しい加工品を生み出したりする動きは、まさに、この2つを押さえたものだからこそ、成功につながるのでしょう。

もちろん、1と2を行ったからといって必ず成功するわけでもありません。

生んだ価値を評価してくれる人々が、「なぜそれを評価するのか」を、常に肌で感じ、現状と照らし合わせていくこと。

続けるって、かなりしんどい。

でも、それを乗り越えてこそ、誇りが生まれ、地域が元気になる。

そう、信じています。

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«私もお酒を楽しむ側から、つくる側へ。 日本酒「丸の内」誕生します!